今年度で5回目となる体育科3年生の卒業論文発表会を開催いたしました。
 卒業論文は体育科「スポーツ総合演習」の授業で作成し、今年度は体育科全体でも発表会を開催しましたが、水泳に関する発表を普通科生徒を含めた水泳部全体で共有し、今後の活動に活かしていくことを目的としています。

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 今年度は4名全員がパワーポイントで資料を作成しており、要点をまとめ、写真や分析の視点を明確にしたことにより、大変わかりやすい発表となりました。資料のまとめ方や自分の言葉で堂々と発表する姿に、成長が感じられました。自分の考えを相手にわかりやすく伝える「アウトプット力」はこれから求められ、必要になる力です。発表会の運営についても生徒主体で行い、質疑応答では具体的に自分のレースや練習に活かすものとなりました。

 内容については、自分の専門種目について、根拠となる原理・原則に基づき、インターハイで優勝した選手のフォームを分析したり、ラップタイム・ストローク数・リアクションタイムを比較するものでした。研究の柱が多く幅の広い内容となり、フォームについては客観的なデータの分析には至りませんでしたが、今年の4名はより具体的な内容について考察しており、後輩に向けた実践的なアドバイスと熱い思いを伝えることができたと感じています。

 発表する3年生は、論理的思考力、判断力、そして表現力の育成につながり、1,2年生は、先輩からの課題と反省を踏まえた具体的なアドバイスを聞いたことにより、競技力の向上につながるものと確信しました。これからも継続的に行っていきたいと思います。