令和3年3月1日に第73回卒業式が行われました。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、来賓はPTA会長と副会長だけに限らせていただき、また在校生も出席しない卒業式とはなりました。

しかし、厳粛な雰囲気のすばらしい卒業式になりました。

式の中でPTA会長の庄司雄介様からは、こころに残る祝辞をいただきました。みなさんに紹介いたします。

 

祝辞

 

242名の卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。

そして、保護者、ご家族の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。

 

皆さん、山形中央高校の3年間はどうでしたか。

充実した高校生活を送ることができましたか。

 

親目線で言えば、この前入学したと思っていた君たちが、今日卒業という節目を迎えたということ、ほんと早かったなと、あっという間の3年間だったと感じております。

 

さまざまな経験をした3年間だったと思いますが、特に最終学年の1年間は、新型コロナウイルスの感染拡大により、予想だにしない世の中になってしまいました。

 

その間、学校生活はもちろん、運動部、文化部の活動自粛、各主体化の中止などで、本来3年生として華々しい活躍をし、希望の日々を送るはずだったのが、誰にもどこにもぶつけることのできない感情だけが募る日々に、苦しい思いや悔しい思いをしたのではないかと思うと心が痛みました。

 

ただ、今、振り返れば、そんな前例のない手探りの中で、新しい取り組みや、創意工夫した活動を実践し自らの手で前例を作り出したことは、君たちの今後の人生に必ずプラスになることだと思っております。

 

また、当たり前の生活や当たり前の出来事が、実は当たり前ではないということに気づいたこと、当たり前に流れる日々の生活に感謝すること、そんな思いをあらためて感じた時期でもあったのかと思います。

 

そんな経験をした君たちは、新しいことにチャレンジした自信と当たり前のことに感謝できる心が備わり、大きく成長できたと思います。

 

そんな高校3年間の経験を土台として、新たなステージで光り暉くために、こんな時代だからこそ、なおさら大きな夢を持って、そして夢を決意に変えて、自分の未来に突き進んでください。

 

すべては自分次第です。君たち次第です。がんばってください。

 

最後に、これまでご指導いただいた山形中央高等学校教職員の皆様、3年間ご指導ありがとうございました。特に3年生学年団の先生方、部活動の先生方こんなにたくましく成長できたのも先生方のご指導のおかげです。3年生の保護者の代表として心より感謝と御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

 

卒業生の前途を祝し、お祝いの言葉と御礼の言葉といたします。

 

令和3年3月1日 PTA会長 庄司雄介