山形市球技場 令和元年10月20日

 前日の雨も上がり、秋晴れの下、午後1時にキックオフ。6年連続同一カードでの決勝戦となる。対戦成績は本校の3勝2敗となっていた。

 前半、連覇を狙う本校は開始早々からボールを支配し敵陣に攻め込むが、相手の堅い守備に幾度となく前進を阻まれ得点機を作れない。すると、21分に自陣ゴール前で相手フォワードの連続攻撃を受け、最後にはバックスにボールが渡り先制トライを許すという昨年同様の展開となる。前半のうちに追いつきたい本校は、終了間際の28分、相手の反則を起点に、敵陣深い所で得たラインアウトからの攻撃で、プロップ新関が密集からゴールに飛び込みトライ、鈴木が難しい角度のコンバージョンキックを決め逆転し前半を折り返す。

 後半は、4分にペナルティゴールで3点を加え、10対5としてペースを握ったかに見えたが、12分に自陣ゴール前で反則を犯し、ここでも相手フォワードにトライを奪われ、ゴールも決まり10対12と逆転され追う立場に転じる。過去の対戦では、後半の後半に相手の猛攻を受け逆転を許し敗戦する場面が何度かあり、この時間帯での戦い方が課題のひとつとなっていた。しかし、今回はここからが見せ場となった。18分に、スタンドオフ鑓水が相手の隙を突きデフェンスを振り切り逆転のトライ、続いて22分には、フルバック鈴木がハーフライン付近でのパスダミーから自ら敵陣を駆け抜けトライ。ゴールも決めて勝利を引き寄せる。鈴木はこの試合すべてのプレイスキックを成功させ、16得点を挙げチームを大いに勢いづかせた。そして28分には、再び鑓水が兄のナンバーエイト鑓水からパスを受け約50メートルを独走しゴールポスト脇にトライ。試合を決定づけた。

 当日は1,2年生を中心とした多数の生徒に応援していただきました。大きな後押しとなりました。また、毎回応援に駆けつけてくださるOB・保護者の皆様にも感謝申し上げます。

 本県勢が2004年以来長く遠ざかっている花園での勝利を目指し、これから2ヶ月さらに鍛錬し大会に臨みます。どうぞよろしくご声援をお願いします。

 尚、組み合わせ抽選会は12月7日に大阪で行われます。